東京台湾あっちこっち

東京にすむ30代半ば、台湾を好きになりいちから中国語。

オ、オ、オンライン中国語教室?!?!

こんばんは、アナログ人間です。3月から中国語をしっかりと始めるために色々体験教室に行ってみて3つに絞った。というお話を先日書きましたが、、昨日。そうまさに昨日。それを友達に伝えたところ、「語学教室高くない?今からやるなら絶対オンラインでしょう」とさらりと伝えられました。

 

衝撃。カフェレッスンだとかオンラインレッスンだとか聞いたことはありましたが、そんなのは一部も一部、超一部の人がお試し的にやっておるものと思い込み、通う教室だけを調べていた私。デジタル大好き、情報教えるの大好き、な友達が意気揚々と利点を語るのをあっけにとられて聞いていました。

なんですか、、世の中はそんなにもデジタルで便利になったのですか?それとも私は騙されているのでしょうか??分からないワカラナイ分からない。

友人曰わく、値段も安いし自宅でやれるから時間も融通がきく、語学学習で一番大事な続けることが出来やすい。更にはマンツーマンでレッスンもできるうえにテキストもあり、体験教室だってあるんだから騙されたと思ってやってみろ、とのこと。

 

本当に?オンライン中国語教室というのはそんなにも利点だらけなのでしょうか?どどどどどーーしよう。始めるのは3月だけど、心のうちでは自宅最寄り駅のマンツーマンレッスンかな、と大体決めていた私にはあまりにも衝撃の情報。耳寄り過ぎてむしろ怖い。

なんてったって携帯乗り換えすら間違えるほどのアナログ人間(あ、先日無事に全て手続き終わりまして、スッキリサッパリ以前の会社とはサヨウナラ、新たな格安SIMへ移行いたしました。よくやった、私!)なのに、オンラインレッスンてのは難しくないのでしょうか?中国語学習の難しさよりもレッスンを始めるまでのデジタルの壁にぶち当たり、心が折れはしないでしょうか?そしてほんとうにオンラインレッスンてえのはいいものなのでしょうか?

 

女36歳。なかなかの時間を人として生きてきましたが、まだまだ新しいことに出会うものですね。世の中は私が思うよりも知らないことが溢れ、もの凄い速さで進んでいるようです。昨日の、今日。私はオンライン中国語教室について勉強しています。勉強したいのは中国語なのに。情報!多すぎるよ!!わーーーーーん!

と、大声で叫びたい気分。後々感謝するとしても、友達が言わなければ知らないままだったのに、余計なこと言いやがって、というような逆恨みの気持ちも混じりつつ。これはまるで浮気って気付かなければ浮気じゃないっしょ、みたいな感覚とでもいうような。私は何を言っているのでしょうか。

 

混乱。混乱と迷いと情報の波にもみくちゃにされております。

もう疲れたので今日はとりあえずもうビールを飲みます。仲良しの韓国料理やさんのママ手作りキムチを肴に。ちょっと放置!

開始予定の3月まで、もう少しフラフラと考えてみようと思います。。

難しいもんですね、、、  ビール飲も!

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やる気を盛り上げるために、愛嬌溢れるこの子の写真を。見守っていておくれーー。私のデジタルへの諦めが盛り上がらないように。と祈りながら、今日はこの辺で失礼します。東京はアホほど寒いです。皆さんの生きるあたりはいかがでしょうか。

 

 

 

 

ウエルカム精神と速度

会社のある街に行きつけの韓国料理やさんがあり、この度ママの足の治療のために閉店することになったとのこと。先日、閉店パーティーにお呼ばれして参加してきました。

ママは韓国釜山の出身。明るくてお酒の大好きな楽しく情の深い人です。

通い始めてから3年位でしょうか。毎月行く、という程ではないのですが、何度か通ううちにいつの間にか仲良くなり、今ではママと飲むためにお店に行くという感じになりました。

 

飲みにいくうちにお店の人と仲良くなる、というのは珍しいことではありませんし、そういうお店はほかにもいくつかあるのですが、私がビックリしたのはママの腹を割る速度。懐へ入れる速さ、であります。

なんというか、日本人であればもう少し相手を見る、相手がどういう距離感の人でどの位が心地よい人なのかを計る時間が長いといった感じがします。

でもママは何度目かですでにガバーッと心を開き、あれやこれや食べなさい食べなさい!来週の花見にきなさい!年始に家に遊びにきなさい!とどんどこ入っておいでんなさい、としてくれるのです。今では孫の誕生日に一緒に釜山へ行く計画すらたてていて、家族同然と言われるほどに仲良しのママです。

これは私たちに限った話ではなく、他の常連さんたちも同じようにママの人柄で踏み込んだ付き合いのある人たちが多くいます。

 

思えば韓国一人旅をしたときにも同じようなことを感じたものです。

特に地方のバス停では、集まった人たちが次々にお喋りを始めて、え!みんな知り合い?!となったものです。更にカタコトの韓国語で尋ねるとおじさんやおばあさんが何番のバスに乗り、終点はどまでで、料金はいくらだ。とか、お前は韓国語を話すのか、一人だけど友達はいないのか?大丈夫か?と心配してくれて、バスに乗り込めばよーーし、お前そこに座ったらいいぞ!と指定までしてくれて、これでもかとお世話をしてくれます。また別の日にはバスの後ろの席のオバチャンが、私の服から出ていたタグを「ほれ、タグが出ているじゃない!」と直してくれたり、と書き始めたらあれもこれもと一週間の旅行にもかかわらずお世話され記録がたっくさん出てきます。

 

カタコトの韓国語でも話す、という歩み寄りを見せると、こちらがビックリするくらいに近寄ってくれる、そんな印象があります。

 

韓国の人全員がそうだ、とは思いませんが、なんとなく近所の世話好きな人、のような印象が割と多くの韓国の方に感じるところです。

韓国ドラマを初めて見た時にみんなよく怒るーーー!泣くーーー!とびっくりしたものですが、それもこの懐へ入れる速さとそこからくる情と距離感によるものなのかしら。

 

人によるでしょ、と言ってしまえばその通りですけどね、そんな違いも面白いなって思いながらママの美味しい料理を食べて飲んでフワッと考えてました、というお話です。ちなみに韓国の地方で私のお勧めシティは全羅南道の天順です。山のお寺もいいですし、昔ながらの村が残っている所もあってご飯も美味しく良いところです。

 

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狛犬とかこういうの大好きなんです。気抜くとすごい枚数写真撮ってて、フォルダにどんだけあるんだ!ということになってしまいます。なんつうか、愛嬌があっていいですよねーー。

それでは今日はこの辺で失礼しまーーす。

トミー・ウンゲラー、、アンゲラー?、、ウン?アン?

すてきな三にんぐみ

子供の頃、我が家は泣いても叫んでもゲームを買ってもらえませんでした。そのかわり、というのか、本だけは頼めば買ってもらえました。なので、家には相当数の絵本、児童書があったのです。

その中でも、絵本作家で一番のお気に入りがトミー・ウンゲラー!、、アンゲラー?カタカナ表記が今は色々ありますが、今回は慣れ親しんだウンゲラーでゆきましょう!

 

ウンゲラーは1931年に現在のフランス、アルザス地方に生まれたイラストレーター・絵本作家です。このアルザス地方は戦争に翻弄された土地でもあり、ウンゲラーが生まれた頃はフランス、そして第二次世界大戦中はドイツ、そして戦後再びフランスに戻る、というドイツとフランスの狭間にあります。ウンゲラー自身は自分を「アルザス人だ」と認識しているようです。

 

たった60ドルと沢山の絵を抱えてアメリカに渡り、イラストレーターとして雑誌やポスターなどの広告の仕事などでなかなかに社会を風刺した作品を発表していきます。

 

私が身近に親しんだのはやはり絵本です。世界中で大人気のウンゲラーの絵本ですが、やはり一番有名なのは『すてきな三にんぐみ』だと思います。

恐ろしい泥棒の三人組が孤児の女の子と出会い、、、といようなお話。翻訳は今江祥智さんです。私が子供の頃、ウンゲラーは今江祥智さん、ロアルド・ダールは詩人の田村隆一さん翻訳、というのが多かった記憶があります。

 

私としてはお話、ストーリーよりもずっとずっとイラストによるウンゲラーの世界が好きだった、というのが正直なところ。

それでも『ゼラルダと人喰い鬼』でゼラルダが体調を崩したお父さんの代わりに市場へ行く途中で人喰い鬼に会うのですが、お父さんの体調を崩した理由が「娘のゼラルダが作ったリンゴ団子を食べ過ぎたため」という親としてなんとも情けない理由だな、おい!など、なかなかにクスッとしてしまうものではありますが。

 

でもまあ、ウンゲラーと言えば私には何より彼のイラストにより生み出されるハチャメチャな世界!です!

ラシーヌおじさんとふしぎな動物 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

私の一番のお気に入りがこの『ラシーヌおじさんとふしぎな動物』!あ、これ田村さんと麻生くみさん翻訳だ。このコンビも児童書翻訳といえば!のコンビですね。

この本のイラストは本当にウンゲラーワールド全開!壁にかかる鹿の頭の剥製から舌がダラーーンと垂れ下がり、枠を飛び越えてページに入り込む動物、と各ページの端の端まで世界が広がります。更に後半の大混乱の見開きページになると、頭に時計のぶっささった男、パニックでヅラのとられた女、燃えるカーテン、人に向かって放水する消防士、そしてそれを傘で受け止めるおじさん、黄色・緑色・青色の顔色になった三人組の男たち、飛び上がる犬、顔を黄色のペンキで塗られたおじさん、頭に傘の刺さった紳士、、、と書き始めたらキリがないくらい、隅々までずっと眺めてケタケタこの滅茶苦茶な世界を楽しめるのです!

小さい頃、考えた色んなちょっと残酷だけどくだらないけど面白いことがいーーーーーっぱいつまっているんです。

 

お気づきだと思いますが、そう、ウンゲラーの絵は、簡単に言ってしまえばブラックユーモアの塊!でもそれは、「やっちゃダメ」とか「ちゃんとしなさい」とか言う保育園や学校でどんどん教えられるそんな世界を、軽やかに越えていくパワーとユーモアに溢れているんです。この本を読んでいる間はダメも正しいも無くって、なんだってあり!そんな愉快が詰まっています。

 

エミールくんがんばる (世界の創作絵本B)

さらにウンゲラーの絵本ではタコやヘビなど、欧米での嫌われ者とでも言えるような生き物たちが主人公だったりします。

大人向けのイラストでもショッキングなのにどこか面白さ軽やかさ、それゆえの毒をはらんだ作品が沢山あります。性を題材にしたものも多いですし。

 

2007年にはフランスのストラスブールにトミー・ウンゲラー美術館が開館し、絵本作家としての作品や大人向けのもの、更に収集したおもちゃの展示まで、アーティスト・ウンゲラーの様々な側面が見られるようです。

いつか、いつか、絶対に行くんだ!!と心に決めている場所の一つです。

 

子供の頃を思い出すのか、今もウンゲラーの絵本を読むとワクワクしていつもとは違う世界に入り込める、何はともあれ理屈抜きに楽しい!そんな気持ちでいっぱいになります。大人が読んでも子供が読んでもきっとそれぞれの面白いがありますよ。

ゼラルダと人喰い鬼 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

はげたかオルランドはとぶ (世界の傑作絵本B)

 

 

ポーチにひとつ、白花油!

台湾土産の定番、白花油!
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聞いた所によると台湾OLのポーチには必ず入っているんだぜ。と。本当かよ~と初めは疑っていましたが、初めての台湾旅行で買って帰ってまあびっくり!なかなかに便利な万能薬。私は頭痛持ちでして、気圧の変化などですぐにズキズキするのですが、痛み止めも飲み過ぎたくないところ。そんな時にこの白花油をこめかみにちょびっと擦り込むと、、、スーーーッとしてすっきりするのです!

私は主に頭痛の時に使う事が多いのですが、中の説明書を広げてみると、なんとまあ!!!
これさえあれば家庭の医学のほとんどをカバーするのでは?とさえ思える効能の数々。

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レトロなイラストの雰囲気も味わい深く、絵と漢字を読み解けば大体分かるのも面白い所ですねえ。この説明書、瓶、パッケージのデザインは昔からのものなのかしら。統一感もバッチリ、味わい深く、骨董屋さんで売られている昔の商品かのような味わい深さ。

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盛大に嘔吐されている男の人。そうね、そんなときにもこの白花油を擦り込めばスーッと気分爽快になりそうです。私であれば行きつけの韓国料理店のママとチャミスルアホほど飲んだ次の日の朝ってことでしょうな。チャミスル、私次の日に残るお酒ナンバーワンです。皆様どうですか?

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蚊にさされた時も、傷が出来たときも!うそ、、しみないのかしら、、、でも書いてあるものね?きっと効くはず。こうなるともはや本当に万能薬の白花油。台湾土産の鉄板といってもいいくらいですね。

ご注意頂きたいこととしては、この白花油を塗り込もうとして瓶を落っことしたら最後、執務室内にハッカ臭が蔓延したことと、同僚にお勧めして「あんまり目の近くに塗るとしみるよ」と言う前に目の近くに塗っていた同僚は号泣していましたので、そこらへんは要注意!
でもその頭痛持ちの同僚はAmazonで自ら注文するほどに気に入っていましたので、効能に間違いはないですね。
同じようなもので緑色のものもあるのですが、私はこちらの方が匂いが好きなので愛用しています。傷口にしみないかどうかはまだ実験していませんが、頭痛が始まった時に効くのは間違いなし!パイナップルケーキじゃなくてほかのものを、、と考えている方、頭痛持ちの人、頭痛持ちの友達へのお土産にはお勧めの品です!

うちの母は謎の根っこや実やらを調合された漢方をぐつぐつ煮込んでいて、それはもう魔女のようだし、友達のお家で見た家庭でやる自然医療みたいな本では熱を下げるのに冷えたこんにゃくを使えって書いていたり、治癒の仕方も色々。
自分の身体も知らないことだらけ、嘘だと思ってやってみたらびっくりするほどスーッとしますよ!

花甲大人轉男孩 を観たいのです

会社の執務室はインフルエンザの嵐が吹き荒れております。皆様は大丈夫ですか?

更に、仕事の出来ない上司を仕事のできる部下が静かに怒る、というのを眺める日々に、ちと心が荒んでおります。大人が怒られるのを見るのはなかなかしんどい。上司は仕事は全く出来ないが、真面目ではある。悪い人ではないのです。でも部下はあまりの仕事の出来なさに苛立ち、自分よりも立場も給料も上のその人へ結構な圧の物言いで責める。むしろ上なんだからしっかりしろや!となる。そしてこの部下も私たちにはとっても優しい!

あああーー、あんなに優しいあの人がキツくあたる理由もよーーく分かる。でもあの上司が一生懸命なのも、知ってる。しかし!震えるほどに仕事が出来ない!

 

みんなに余裕があって、許容しながら出来たらいいのに、と思っても現実社会はなんてなんて余裕の無くなる仕組みなんでしょうか?かく言う私も似たり寄ったり余裕なし!ジーーーザス!

綺麗事なんて鼻で笑われてしまいそう。はーーー、なんもできねえ。

こんな日は明るい話を見たいのだ!現実逃避上等。生きる術だ。

 

というわけで、2月9日から台湾では「花甲大人轉男孩」劇場版が旧正月に合わせて上映開始のようで、先日予告を見たら何言ってるかぜーーんぜんわっかんないけど、賑やか!


《花甲大人轉男孩》官方前導預告Official Trailer 2.9甲你過好年


《花甲大人轉男孩》官方正式預告Official Trailer 2018/2/9甲你過好年

映画版はお祭りみたいな雰囲気ですね。そうだよなーーそれぞれの細やかな物語をゆっくり作るには2時間はちと少ないですもんね。

でも人気ドラマだからそれぞれのキャラクターに思い入れのある人たちもいっぱいいるだろうし、、、ってなるとやはりお祭りのように賑やかにそれでいて、という感じになるのかしら。でも、お正月に家族で見たりしたら楽しそう!

何言ってるかぜーーんぜん分かんないな、ほんと。

 

にしても台湾映画界のスピードには驚くばかりです。確か去年の11月末だか12月だかに撮影始まって、2月公開って、どんな日程なんだ!凄すぎる。日本だったら撮影は一年前なんてザラだし、企画から考えれば何年もかけての公開だったりもしますよね。

鉄は熱いうちに打て!とでも言うような、いけいけいけーー!という力強さを感じます。パワフル。

 

盧廣仲の歌う今回の主題歌もとっても素敵。Twitterで早速日本語訳をあげてくださった方がいて、初めて理解できましたが、、、この人、やっぱり歌詞も凄くいい。勝手にお借りするのは憚られたので、ぜひTwitterで「幾分之幾 日本語」で調べてみてください。

普通の日常からの目線で大切な存在と、それでもやっぱり独りである感覚の混ざった印象を私は受けました。いつかは、いつかは、私も自分の力で!という小さくて大きな目標です。

花蓮地震の影響を鑑みて「幾分之幾」MV 公開は延期になったようです。


盧廣仲 Crowd Lu 【幾分之幾 You Complete Me】 Official Live Video 第13屆KKBOX風雲榜演出 (花甲大人轉男孩電影主題曲)

 これは初御披露目のライブ映像。どうやらこの時盧さんはインフルエンザだったそうで、次の日の映画のイベントは欠席でしたね。

 

 地震の大きさ被害はどうなのでしょうか。現地の肌触りが伝わるのは少し時間がかかるかもしれませんが、何か少しでもと思いつつ見守ろうと思っています。沢山の情報が溢れるというのはなかなか難しいことでもありますね。地震の記憶は東日本大震災の記憶を呼び覚まします。台湾加油

少しでも安心な夜を過ごせますように。日本も台湾も行ったことのない世界の方々も、お休みなさい。