台湾一人旅六日目① 水果茶となんもしない贅沢
11月3日 今日も台南は晴れ!何日和?お散歩日和!!
台南に一週間居ようと決めた時に、なーんにもなくて暇だったりするような日々を過ごしたい。という気持ちがありました。どこに行っても行かなくても、何をしてもしなくても、構わない時間を過ごそうって。いろんな路地にただただ入っていってみて、そこに暮らす人達の暮らしを覗かせてもらいたいなと。
というわけで、更に更に何でもない街歩きに出かけようではないか!
台南が好き、という人の多くはやっぱり街歩き路地歩きに魅力を感じているんではないのでしょうか?
歴史ある街の縦横に小さな路地が走って、少し入れば毎日の生活を感じられたり、大きなものから小さなものまで本当に沢山の廟。そのどれもが大きさに関わらず丁寧に手入れされ、お花が溢れお線香が焚かれ、色とりどりに彩られた神様が地元の人達の願いや想いを受け止めている様子は、日本人の私とは違う本当を生活に持っているんだなって思います。
今日は路地へ路地へと入り込み、お邪魔して日本人の私も私の周りの人達の健康や幸せについてお祈りさせて頂きもしましょう。
あちらへこちらへ計画もなくフラフラしていると、台南は秋とはいえ鮮やかな色の花が咲いております。単純な私はこういうもので簡単に心がウキウキしてきます。
こちらもまだまだ花盛り。
北欧の人がうつ病になるとお医者さんは南へゆけ。という、と聞いたことがあります。なんとなく分かる気持ちがします。太陽をさんさんと浴びて、カラフルな植物を見る、というのは理屈じゃなく心を明るくしてくれる力がありそうじゃあないですか?
プラップラしていてたどり着いたのは孔子廟近く。ここまで来たなら、あの有名喫茶店へ寄ってゆきましょう。
入り口への路地がめっちゃ狭い、知らなければ見落とす、太ったら入店出来ないんじゃないか?でお馴染みのこちら窄門!
前の方の体丁度のこの路地見て頂ければ分かる通り、本当に狭い路地を入りましょう。
カフェだと知らなければまさかカフェとは思えない。攻めてるカフェ窄門。
でももはや有名カフェでありますし、私も慌てず二階へ向かいます。
二階にある店内は思いの外広くて、開放的。メニューで注文を決めたら入り口のレジへいって注文します。
オープンな窓から差し込む光がレトロ、、ぼろ、、な店内を照らしています。
お洒落な最近のカフェではないけれど、昔神保町のレンガ作りの赤いソファーの喫茶店で働いていた私にはとっても落ち着くカフェ、というよりは喫茶店、と呼びたいようなお店です。ナポリタン、めっちゃ作ってたなーーーー
注文はこちらの水果茶。フルーツの香りと程よい甘さがプラップラしていた私の身体に染み渡ります。
向かいのお席もどうやら日本人の女性二人組。土日はきっともっと日本人多いでしょうな。少しするとカップルさんもやってきて、それでも広い店内では気にならない位にのんびりできて、またもゆっくり絵葉書買いたり、ただただぼーーっとする至福至福。街を歩くことがどうしてこんなに楽しいのだろうかしら!
窄門の窓からは孔子廟の後ろに広がる公園?運動場?
緑溢れる、光り輝く、そんな世界を眺めながら涼しい所で水果茶を飲む。何の予定もない。どこへだって行けるし、行かなくたっていい。
これを幸せと言わず、何が幸せなのかしら!!
歩け歩けの1日、次回へ続く!