東京台湾あっちこっち

東京にすむ30代半ば、台湾を好きになりいちから中国語。

台湾一人旅五日目② 台南でフランスで安平で

さあ、大好きな赤カン楼前から安平へ向けて出発しましょう。

台南のバスでも台北MRTで使っていた台湾版Suica、悠々カード?が使えるのは本当に便利ですよね!毎回幾らなのかいつ払うのかドキドキせずに済みますもの。

 

安平は古都台南でも一番最初に港が築かれた街。オランダ人の作った安平古堡や延平老街も有名観光地ですね。延平老街は土日ともなると人で溢れかえり、蛯名春巻や牡蠣春巻の有名店は行列を織りなすそうです。ふむふむ。

 

実は二年前に台南へ来たときも安平には行っていたのですが、その時はあまり時間がなくて街歩きをする時間がなかったので、今回は老街の路地をウロウロうろうろしようと思ってやってきました。

f:id:kodomonoanikito:20171208124058j:plain低い家々の並ぶ、赤の映える路地は11月とは思えない強い日差しも相まって、まるで沖縄のよう。

路地の家の前でおじいやおばあがお茶をしていたり、子供が窓から手を降っていたり、観光地を少しはいるとそこに住む人たちの毎日があるのですね。

しばらく歩くとガジュマルのしげる校庭のある小学校があったり、土日になれば人でごった返す観光地の子ども達、毎日ここの学校へ来ているのだな。

f:id:kodomonoanikito:20171208124803j:plain古い古い廃屋もそのままに。ここで生活していた人達はどんな人なんでしょうか。どこの国の人なんでしょうか。

f:id:kodomonoanikito:20171208125042j:plainまるで沖縄のシーサーのような剣獅子がお家の安全を守ります。外からくる悪いものを跳ね返すぞ!という意気込みに溢れておりますな!

悪!去れ!

 

路地をウロウロしていたら、暑さもあってどこかで一休みしたくなってきました。

すると、大柄な欧米のおじさんが路地のあちこちに「カフェ」の看板を出していくではないですか。路地の奥にあるカフェのようで、道行く人の道しるべになるように、点々と看板を出していきます。

低い塀の安平におっきい欧米のおじさんのカフェ。面白そう。看板を置いていくおじさんの後を追い、ヘンゼルとグレーテルの落としたパン屑食べる鳥のように、おじさんの後をつけていくとあったのが、こちらのカフェ。

 

La Belle Maison Cafe法国伝統手工甜品咖啡屋

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天井の高い店内は外から見るよりもずっと奥行きがあって広々としています。洋風、台湾風、色んな家具やオブジェのある店内は不思議と落ち着きます。

多分フランス人の旦那さんと、多分台湾人の奥様の営むこのカフェはまだオープンして三週間とのこと。そして私は三人目の日本人だそう。

そして、ご夫婦の息子さんが超可愛い!!キラキラの瞳でバッキバキに画面の割れたタブレットを見せて、タブレット一緒だね!と話してきます。しかし画面バッキバキやな!何したん?落としたんか? ほんとうに可愛らしい子だったー、そのまますくすく育ったら相当な美少年になるはずでずよ。

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お店のパンやケーキは全部奥様の手作り。見た目も素敵でお味も素敵。

家族や友達に送るため、コーヒー頂きながら絵葉書を書いていると、大柄な旦那さんがニコニコしながらこちらを見ています。何でだろう?

と思っているとしばらくして大きな旦那さんが「カフェをオープンして三週間、ここで絵葉書を書いたのは君が初めて」と。「みんなメールばっかりだけど、絵葉書を書くのが僕も好きだよ」

そうかーーー、そうだよな。旅行で私は絵葉書書くのが好きだけど、そういえば最近は絵葉書あんまり売っていなかったりするもんな。メール一瞬で届くしね。

今回から旅のIT化をしたけれど、本当に便利で、前回までの旅どうやってやってたのかしら?と思うほど。便利は沼のようで、麻薬のよう。それが悪いわけでは勿論ないし、大いに活用しようと思うけれど、少しの寂しさも感じたり、便利も情緒も求めてて、なんとも勝手なものだなあ。

ここのカフェは民宿というか、泊まることもできるそう。うん、次回はここに泊まってもいいかもしれない!

素敵なご夫婦とびっくりするくらい可愛い息子さんのいる、良いカフェでした!

 

しばらくのんびりしたあとは、蛯名春巻に牡蠣春巻をはしごして、有名な豆花に舌鼓。街歩きにいいカフェに美味しいものを堪能したので、満足して台南の街中へ戻ることにいたしましょう。

f:id:kodomonoanikito:20171208132422j:plainここでご注意!安平へのバスは案外少ない。特に平日は!

着いたらまずは帰りのバスをしっかり調べてから遊ぶことをオススメします!

 

さあ、夕方からは台湾の方々の神様への思い触れて、カラフルに心浮かれてゆきますよ!