東京台湾あっちこっち

東京にすむ30代半ば、台湾を好きになりいちから中国語。

台湾一人旅三日目② ゴミ袋と井戸端会議

ゲストハウスの、成功大学に語学留学している、という日本人のスタッフの女の子に今日の夜市を確認して、18時頃からやっている、とのことなのでのんびり出発。

台南の夜市は曜日ごとに開催場所が異なり、そのどれもが割と郊外にあります。

一番有名なのは花園夜市。ここもなかなか遠い!

この日はラッキーなことに宿から歩いても30分位のところ、大東夜市。

スタッフの女の子も、大き過ぎなくて一番好きな夜市ですよ~とのこと。

夕飯のためにもブラブラ夜の台南散歩しながら向かいましょう。

 

にしても、台湾で一番怖いのって、交通なんじゃないかしら。

治安より何より、恐ろしいのは、バイクと車と謎の交通ルール!

あの、信号赤でも右折はオッケーというのは、公式ルールなんですの?

そのくせ二段階の右折?左折?はしっかり守られる、不思議。

この日、私が横断歩道を渡ったすぐ後ろで、派手な音たてて車とバイクの接触事故があって、ここからしばらく私は交通ナーバス!

横断歩道を「こわいこわいこわい、、、」と呟きながら渡る、という、周りから見たらおまえの方がよっぽど怖いよ、な状態に。

ホント、皆さんも気をつけて下さいね。

 

さてさて大東夜市である。

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花園夜市より小さいとはいえ、私には充分な大きさ。

仕事帰りの人達がバイクに乗り合わせてぞくぞくと集まってきています。

日本だとこんな屋台はお祭りの時ぐらい、夏休みの楽しみだったけど、台湾は毎日夏休みのようだ。いや、みんな働いたり学校の後に来てるんですけどね、夏休みはお前だけだって話なんですけどもね。ええ。

f:id:kodomonoanikito:20171201090832j:plain煮込んでるよね~。辛い、のかしら。

f:id:kodomonoanikito:20171201091012j:plainアンズ飴?リンゴ飴?いえいえ、トマト飴!

私には無い発想だわあ、トマト飴。

f:id:kodomonoanikito:20171201091317j:plain貝!山盛りの、貝!辛いんか、美味いんか?

あれもこれも、美味しそうだったり珍しかったり面白そうだったりするけれど。

一人旅の何が悲しいって、そんなには食べられないってことですよね。

夜だけ、友達バビューーーンって飛んでこないかな?などと勝手なことを思いつつ、胃袋の許容量と相談しながら、物色した結果、

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これ!これ!これにしました!

これ、、なんていうもの?

夜市にも、街にもよくある、野菜や練り物やラーメンとか豚足みたいなのもあって、好きなものをザルに取り、渡すと、なんか適当に切って、全部ひっくるめて豪快に煮込み、時に炒め、出てくる料理。名前が読めない。

煮込み汁が、スパイスの効いた私が思う台湾味で、八角とかが香る、少し甘い感じの味付けです。野菜もとれるし気に入って、この後も何度か食べるのですが、未だになんという料理なのかわからずにいます。調べれば一発で出るんでしょうな!

 

これ、実は以前から気になってはいたんだけど、注文システムがいまいち分からないし、人気があるのか割と人が待っていたりしてお店の人も忙しそうだし、ひよって食べたことがなかったのです。

でもこの日の夜市はまだ時間も早くて人で溢れてもいなかったのと、お店のお姉さんがやさしそうだったこともあり、何よりワタクシ前回と違って値段くらいは聞き取れるようになっているので!(ちょいちょい間違えるけれども)いってみよーーー!

 

見よう見まねですきなものを選び、渡す。お姉さんから繰り出される中国語、、全く分からん!中国語検定準4級なんて所詮そんなもの!

「日本人?」との問いにうなずくと、辛そうなスパイスを見せてくれる。

どうやら辛くするか?と聞かれているようなので、うん!と伝えると「おおーー」と。そ、そんなに辛いの?と不安になりながら、近くのテーブルでスタンバイ。

 

待っている間に夜市はだんだんと人が多くなっていきます。

お店も繁盛。毎日夜市でお店やってるんだろうなあ。どんな、どんな毎日なんだろうなあ。といつの間にやら満席になったテーブルで思っているとやってきましたのはこちら!

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茶色いね!懸念していた辛いやつは端っこについていて、確かになかなかの辛さですが、うん!うまい!ビール!

でも夜市はあんまりビールないんだよな。みんなバイクで来るからかな。

楽しくて選びすぎてしまってお腹パンパンになったけど、これ気に入りました!

 

この後もブラブラお店を冷やかしつつ、もう食べられないから、腹ごなしの散歩をしつつゲストハウスに戻りましょう。

 

宿の受付には日本人スタッフの子がいたので少し話していると、もうすぐゴミ捨ての時間とのこと。

台湾のゴミ捨ては日本みたいにゴミ捨て場に出しておく、のではなく、決まった曜日と時間に廻ってくる収集車に自分で投げ込む。のだそうな。

その時間、その場所に居なければ家のゴミ捨てができない。そのため収集車が音楽鳴らしてやってくるのを近所の皆さんはそれぞれゴミ袋持って集まって待つ。人によっては音楽聞こえたらダッシュで持ってくるとな。

ゴミの回収方法もそれぞれの文化ね!見学しましょう!

宿の外の通りには近所のひとがだんだんと集まってきます。みんなあーだこーだ集まってお喋り。音楽に乗ってやってきました収集車。

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みんなーーー!収集車きたよーーー!急いでーーー!

バシバシぶち込み、颯爽と帰っていくご近所さんたち。いやあ、無事に今日もゴミを出せましたな。

「日本では無い景色だねえ」「ちょっと面倒だけど面白いね」などと話しながら女の子におやすみを。

 

ここのゲストハウススタッフの人達はみんな程よい距離感だったな。気を使ってくれるし、ほっといてもくれる。

置いてあった川島小鳥さんの出した台南ガイドブック『愛の台南』ペラペラ読んでいたら、スタッフの一人が通りがかり、今までの台南ガイドブックで一番!と太鼓判を押していましたよ。載っているお店がどれもいい!と、多分、英語だから詳しく理解出来なかったけど言っていた。

 

ささ、明日は駅の向こう側へ移動です!

f:id:kodomonoanikito:20171201100123j:plain朝ご飯食べた魚汁の店にあったコショウビン。

自己肯定と自信に溢れている。そして楊枝とコショウどちらにも対応する能力の高さ。実力に伴う自信といったところでしょうな、見習いたい。