東京台湾あっちこっち

東京にすむ30代半ば、台湾を好きになりいちから中国語。

オンライン中国語体験記 序章

お久しぶりです!春の嵐に体調崩したり、弾丸で大阪に行ったりしていたり、ゲームオブスローンズにハマっていたら、アッという間に今でした。お元気ですか、皆様。

 

中国語教室選びに漂流中ですが、いくつかのオンライン中国語教室に登録をし、体験レッスン中であります。次回からは実際の体験記をあげていこうと思っていますが、まずは。中国語教室選びで、特に未体験オンラインということで、私が大切にしたいいくつかの事柄をあげて、それに基づいた感想を今後記していこうと思います!

 

①テキストをきちんと基礎から積み上げて勉強したい!

会話で勉強していく、というアウトプット主体で勉強するにはまだまだ中国語力が足りない私。それに、感覚でやるのもいいですが、文法などは割とまずは理屈でキチンと理解していきたい。オンライン中国語教室、先生が変わる度に前回までの学習履歴などが違う先生でも共有されるのか、毎回1からではなく、しっかり継続した形で勉強出来るのか、という点はとても大事です。

 

②発音、発音、発音!

中国語検定準4級を詰め込み方式で取った私は、発音やピンインの基本的な理解に不安があります。オンライン中国語教室はSkypeでの授業になりますが、Skypeでどの程度発音の細かい所が教えてもらえるのかというのも基準になってきます。

 

③そもそもどんな先生がいるの?予約の取りやすさは?

大抵のオンライン中国語教室は中国在住の先生とSkypeでのやりとり。その先生がどの程度語学を教える事に慣れているのかは正直未知数です。語学講師の資格を持っていない普通に働いている方や、大学生。どういった説明や進め方をするのか?

それに気に入った先生が見つかったとて、予約はどの位前に埋まってしまうのか、平日の昼間も授業時間帯ではあっても、本当にその時間に予約の取れる状態なのか?

私は土日休みの固定休ではないので、レッスン時間としては平日昼間も大事なのでそこもキチンと比較したいところ。

 

という三点を基準に比較していこうと思います。

入会金が無いとか、値段の安さはもちろん魅力ですが、それよりは上記三点がしっかり出来る!と思えれば、良し!元々普通の中国語教室のマンツーマンレッスンを予定していたので、どこを選んだとしてもそれより安いですしね。それに、いくら安くても自分の勉強したいポイントが違えば選んでも無駄になります。目指すは綺麗な発音で中国語会話をすること!

 

てなことで、次回からこのポイントがどうだったかみたいなとこも含めての体験記を書いていこうと思います。しかし、登録の時点でSkype名ってなんじゃーーーー!と時間を食う私はオンライン中国語をやれるのでしょうか?不安と期待ドッキドキであります。

そして、そんな最中にアマゾンプライムでアメリカの大型ファンタジードラマ「ゲームオブスローンズ」にもハマってしまい、時間足りないったらないです。寝不足の春。皆様いかがお過ごしですか?東京は桜が開花して、ソワソワ春の陽気です。

 

弾丸で行った大阪のゲストハウスは西成あいりん地区。いわゆるドヤ街で、それはそれはディープな街でした。ワンカップの自販機に茶色いオジサン達、道で叫ぶオジサン、家を借りるのに保証金なし。路上の古本屋に積み上げられるエロ本。世界は様々色とりどり。そんな街を煌々と照らす通天閣

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 同じ国にある別世界。クラクラしちゃう、春ですね。では!

 

オンライン中国語への道

はてさて、バタバタしているうちにあっという間に3月になり早一週間。バタバタしながら調べておりました、オンライン中国語。しっかりとしたスタートがいつになるやらの中国語学習ですが、インターネットという情報の海にザブン!と飛び込み、荒波にもまれ、沈みかけながらも候補4つを決めたのであります。

それがこちら!

 

①天天中文

とにかく一番口コミが多かったのがここ天天中文。他のオンライン中国語教室への口コミ数とか考えると、すわ!桜なのでは?!という疑いすら抱きましたが、とにもかくにも体験レッスンしてみたいなと。

週2日25分・50分コースや週3日25分・50分コース、毎日コースなどコースも選択肢が多くて、入会金などは無料!というのも魅力ですし、午前中から夜中まで可能なレッスン時間も続けるには嬉しいところ。教材はオリジナルもあれば市販教材も可能。フムフム。

 

②NetChai(ネトチャイ)

こちらもオンライン中国語と検索するとすぐに出てくる教室です。プランは毎日、平日、週末といった感じなので固定休みでない私は少しやりにくいかなあ、という感じもしますが、市販テキストをきちんと入門や初級などレッスンコースを分けてくれているのでじっくりやれそうではあります。ここも入会金無料!フムフム。

 

③BitEx中国語

ここ実は結構気になっているのです。というのも、口コミに多いのが講師の質が高い。ということ。他が大学生などが多いのに比べ、こちらはきちんと中国語講師経験者が多いみたいなんです。入会金がかかるのですが、この先生に教われるならいいか、と思える先生が見つかったら問題なさそう。レッスン料も他より少し高めかなあ。月謝制で月10回か20回かのプランのよう。ただ講師が少なくいい先生の予約はなかなか取りづらいという口コミもあったけど、今はどうなんだろう。という感じ。フムフム。

 

④チャイニーズプラザ

ここが調べている段階では一番の好印象!大阪市と連携した会社のようで、HPも非常にしっかりとしていて、講師の育成もしっかりしているようだし、カリキュラムや教材もきちんと組まれている感じ。口コミもほとんどが先生が素晴らしい!というような感じで期待大。プランも週1回から、毎日プラン、10回20回とレッスンチケットのように回数で購入するものまで様々。ここも入会金無料!フムフム。

 

と以上4つを体験してみよーーーと決めるまでにぼちぼちやっていたらもう3月。まあでもここからそれぞれ体験してしっかり納得のいくところがあればオンライン中国語でやってみるのもありなのかもしれない。と調べていくうちに思い始めております、2018年春。とにもかくにも体験してみないことには始まらないので、それぞれ2回ずつかな?やってみての感想をまた綴りたいと思います。

 

しかし、全く世界は広い!北京や中国各地にいる先生とSkypeで授業するだなんて!と当たり前になっているであろうことに新鮮に驚きを覚えております。あれですよね、異国の方との遠距離恋愛の方にはSkypeって便利ですよね?てか、もうもっと新たな通信手段すらありそう、、、便利ってすげええ。

 

さ、そんなこんなで中国語教室探ししているうちに東京は春の嵐が吹き荒れておかげで私の体調も嵐に飲み込まれ、ちとしんどかったですが。いつの間にやらご近所は桃に梅にミモザにと花咲き乱れる春がやってきておりました。

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ミモザって私とっても好きです。見ると明るい気持ちになりますもん。実は咲く期間短いですよね。

花が咲き、暖かくなり、いい時期ですが、春はちょっと苦手だったりもします。なんかソワソワするというか、落ち着かない。植物の芽吹きとかに身体が気持ちが影響受けているんじゃないかしら。暖かな春にフワフワし過ぎず、どっしりしっかりゆっくりやっていきたいもんですね!それでは!

 

5HINee From Now On

バックステージから、こちら側まで響く怒号のようなかけ声が開演前に響いてきて、会場にいるファン達からも声があがり、始まった最終日のドーム公演でした。

またしてもSHINeeの話題だし、長くなる気しかしません。もう、すみません、ダダ漏れ失礼します。

 

舞台はナマモノ。その言葉を実感しました。

メンバーの覚悟、のような物凄い気合い。そして、どちらがどちらに呼応するのか、会場のファンのパワーも凄まじかった。彼らからのエネルギーに呼応したのか、いやいやファンの声援の大きさに彼らが呼応したのか、そのどちらもなんでしょうね。どちらからも発せられる大きな大きなそれぞれの気持ち。熱気に包まれるとは、まさにこのこと!今日のライブは今日でしかない。そんなライブでした。

 

お笑いの方々とかも、お客さんが暖かいとかいいお客さんだったとか言うし、舞台っていうのは本当に舞台の上に居る人と観客で作り上げるものなのですね。

SHINeeのメンバーがいつも言う「一緒にステージを作ってくれて、ありがとうございます」という言葉は彼らの気持ちをすごく表していたんだなって、昨日のライブで思いました。

 

観客はいつも言葉が届かないし、気持ちを届けるのは難しいこと。でも、それぞれ抱える思いは別々でもSHINeeというグループが好きなのだという思いが歓声やサプライズや様々な反応、もっと形のない熱量みたいに、塊になってドーーーーーン!と出ているかのようでした。

 

思えばSHINeeは良く泣くグループだと思います。韓国でデビューしてから10年だというのに、まるで初めてかのようにいつもいつも自分達を応援してくれること、集まってパフォーマンスを楽しんでくれること、彼らのステージを楽しみにしていてくれたこと、そんなことに感動して本当に良く泣くグループです。(一番泣くのはジョンヒョンだけど!しゃくりあげるかのようにいつも泣いていましたよね)一回のツアーに何回も行ったりするような私ではなくても、彼らの涙を何度みたかわかりません。

今になって、それはここで公演をすること、そこにこれだけの人が集まってくれるということを当たり前だと思っていない、彼らの姿勢なんだなって感じます。

 

ジョンヒョンが彼らにとって本当に本当に本当に大切だった、会いたくて恋しくて寂しくてそれでも生きていこうとする姿は、もちろん痛く辛い部分もあったけど、でもどんな形が生まれてくるかは分からなくても進むんだという鋭く厳しい気持ちを感じました。映像にあった言葉はメンバーが考えたとのこと。「君が君であることを頑張っていたように、僕たちも頑張って生きようと思う」というメッセージは彼らの震える心の根本にあるんじゃないでしょうか。

 

ミノ 日本語が一番下手で、いつも頑張って覚えたんだなーっていうコメントをしていたミノ。でも天性の真っ直ぐさや、ミノにだけは三階席の私ですら見えているんじゃないか?!と思えるほどファンへ最後の最後まで手をふり、全体を見回し、神がかったスタイルでアスリートか?!というほどに会場中を駆け回り、直球で感謝を身体全部で伝えてくれる。ジョンヒョンの誕生日やラジオの最終日にはサプライズで駆けつけ愛情を惜しむことなく表現する。そんな彼がdiamondskyで絶叫した「ジョンヒョニヒョーーーン!!!」という声に会場からも悲鳴のような声が溢れました。

涙をこらえコメントする眉間には皺がより、メンバーいちのイケメンが頑固オヤジのようだったけど、人は必死な時にはグチャグチャになって鼻水垂らしたり、みっともなくなったりするもの。必死に必死に言葉を伝えようとする姿は言葉以上のものを伝えていたと思います。日本語が苦手なのに「僕はいつも自分を強いと思っていたけれど、その強さが正解じゃないと思いました。これからはもっとみなさんに頼って、もっと近い存在になりたい」という言葉。そして韓国からのファンへ向けた韓国語での「皆さんが居なかったら、道を間違えていたかもしれません」「これからも一緒に道を歩んで行きましょう」という言葉。(どちらも私の記憶と大体の韓国語翻訳能力ですが)まっすぐに心を込めて歌う姿、everybodyで天に向かってネジを巻き、二杯飲み干す姿、全てに彼の想いをみんなみんな感じたと思います。

 

テミン 末っ子テミンは、いつだって泣かなくて、初日はTwitterがあまりの無表情ぶりに心配の声で溢れていました。今回も涙をこらえる姿が沢山あって、きっとファンは泣いてくれたらいいのにって思っていたはずだけど。

それでも圧倒的なステージの掌握力と表現力。軽やかにしなやかに踊る姿。すこぶる可愛い笑顔と無駄遣いしているかのような気持ちの悪い動きを繰り出す姿。会場のファンの歌声にそれはそれは幸せそうに耳を傾ける姿。何かを得る、ということは何かを諦める、ということだ。という厳しい気持ちと、鬼か!というようなストイックさを持ち合わせた可憐なテミン。「色んな気持ちがあったと思いますけど、悲しい思いも、楽しい思いも、絶対忘れない思い出にしてくれますか」という言葉。メンバーはもちろん、様々な気持ちを抱えているファンへの気持ちが表れていたと思います。最終日は涙をこらえてコメントしたあとにオニュくんへ頭を預ける姿も印象的でした。いつだってプロフェッショナルな彼が心安らぐ時間と場所を持てて、そのうえで私たちの前でパフォーマンス出来てたらいいなって、そうだったらいいなって思います。

 

キーくん 今回、素晴らしい美しさと、ずば抜けたカメラ目線や表現力、感嘆しました。「人は僕をアイドルって呼ぶよね」という言葉に表れるプロアイドルの姿勢。頭がもげるんじゃないかという程にバッキバキに踊る姿。それでもメンバー二番目の泣き虫キーくんの目から零れてしまう涙はあまりに美しく痛々しく、どれほど頑張ってここに立っているんだろうなあって、言葉に出来ないほどの悲しみや寂しさを、キーくんはどうやって抱えていくんだろうなあって思いました。今回、ジョンヒョンのパートのほとんどをキーくんとテミンが歌っていましたが、時々キーくんの声がジョンヒョンの声に、歌い方に聞こえました。

 

オニュくん 活動を自粛していて、初めてのステージ。初日はマイクを持つ手が震え、序盤で涙していたようですね。久しぶりのオニュくんは独特の響きのある伸びやかな歌声はそのままで、時おり辛そうに顔を歪ませたり、涙を堪えようと大きく深呼吸をする姿も見られました。それでも、隣でテミンが泣くのを我慢してコメントをすればサッと背中に手を回し、明るい曲ではあの柔らかな笑顔を会場全体に振りまいていました。サプライズの後には「皆さん、MikyWayの星みたいですねえ」と涙をいっぱいにためた目で言い、「絶対に戻ってきます」と柔らかく、それでも沢山の想いを込めたであろう一言を伝えていました。

 

ジョンヒョン 彼の居ない、けれど彼の声が響くステージは正直あまりに寂しかったです。映像の彼は溢れんばかりの笑顔で、キラキラしていて、その裏にどれほどの苦しさを抱え続けていたのか、はかり知る事すら出来ません。

彼がいないのに、今回のステージで彼がどれほど歌が上手かったか、驚く位に澄んだ声をしていたか改めて気づかされ、ハッとしました。力強い高音はもとより、囁くような歌声もびっくりするくらいに綺麗ではっきりと届く歌声だなあって。感じれば感じるほどに、ジョンヒョンの不在を強く想いました。

 

会場の割れんばかりのSHINeeコール、ダブルアンコールの時のReplayの合唱。あれやこれやひっくるめて全部全部、観客側の想いも強く、それに応えるかのようなステージのSHINee、とエネルギーが波のように行きつ戻りつするライブ。まさにライブって今、なんだ!という最終日でした。

今回の4日間、きっとメンバーも観客もいつもその時その時の想いが表れるライブだったと思います。だけど、私の個人的な感想としては、最終日があんなにもパワーと悲しみとあったかさとを含んだラストで良かったな。このライブに来られて良かったな、って思います。

これから、SHINeeが、メンバーそれぞれが、どんな道を選択していくのか、分からないけれど、幸せであってほしいなあ。ここからの幸せのために、どんな選択であってもそのために、道を選んでほしいです。

 

会場のサプライズは「FOREVER 5HINee 」でしたね。綺麗だったなあ。

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はーーーーーー!思いの丈をこれでもかとぶちまけて、スッキリ!正直迷ったけどせっかく色んな事を言葉にしてみようと始めたブログですので、思いっきり書いてみようと思った次第です。ええ。

私も私の幸せのために日々に戻り、明日は働いて映画観に行く予定です。オンライン中国語教室探しも続けていていくつか候補をあげており、これから体験教室話も書きたいなあ、という最近であります。えらい長々と失礼しました!おやすみなさーーーーい。

 

 

 

 

 

 

SHINee WORLD THE BEST 2018 東京ドーム!

K-POPの話題続きで失礼します。始まりました、始まったよ、SHINee2018東京ドーム!です。

どんな気持ちになるのかな、とかあれこれ思っていたけれど、寂しさを抱えきれないほどに持ちながらも力強い4人がステージにいて、ジョンヒョンが居ないということに時々は心が震えたけれど、それでも、という姿勢が胸を打つコンサートになっていました。

ジョンヒョンが居ないことをものともしない、なんてことはなく、溢れ出る寂しさをしっかりと受け止めようとするかのような、そんな感じの。

初めて見る人にはどう映るのか、よくわからないけれど、今までとこれからと全てひっくるめた今。そしてジョンヒョンはこれからも変わらずにずっとメンバーなのだという思い。大切で寂しくて会いたくて大好きで。どうしようもなさに向き合うのはタフなことです。

 

オニュくんは少しふくよかになっていて、愛らしさが増していて、その独特の歌声は相変わらず。時折天を見上げて歌う姿が印象的でした。

キーくんはあまりの美しさとプロアイドル!としかいいようのないカメラ目線や仕草の数々。それでも零れてしまう涙に彼の心のうちを思います。

ミノは大きなまっすぐな瞳で客席の全方向を見つめ、気持ちよ届けといわんばかりの深いお辞儀を繰り返す姿が印象的でした。

テミンは、涙をこらえるあまり無表情だと聞いていたけれど、東京ドームでは憑依したかのような舞台の掌握力も、楽しそうにメンバーに呼びかける姿も気持ちの悪い身体の動きも見られて良かった。その姿は天使か妖精か。美少年は相変わらず。ベレー帽万歳!

 

今回端っこではあったけど初日はドーム初めてのアリーナ席。トロッコはそれはそれは近くを通り、半径5メートル位の人はみんな思っただろうけど、キーくんと目があった!と浮かれることも、あまりに近い特効に毎回ギャッと驚いて炎はやはり熱い!と気付いたり、アリーナ席の臨場感を楽しみました。

 

明日は1階席からステージ全体を見て、また別の感想が生まれそう。

とにもかくにも今、のSHINeeがそこにありました。明日も楽しんでこよう。焼き付けてこよう、そんな気持ちの東京ドーム初日終わりの夜であります。

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SHINeeの話題ばかりで失礼いたします。この流れが終わったらオンライン中国語の話とか待っているのですが、今はSHINeeなのであります。

明日のためにもう寝よう!それでは! 

SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~が始まって

K-POPの話題でこんばんは私は東京ドームのコンサート参加組なので、これはレポではなくて、今回のツアーが始まったことに関する個人的な思いやらです。

 

私の思ういい声No.1韓国編で一位に輝くオニュくんのいる韓国アイドルグループSHINeeのドームツアーが始まりました。

SHINee、年末位にメンバーが亡くなった事で日本の情報番組でも取り沙汰されてK-POPを知らない方も、今までSHINeeを知らなかった方も記憶にあるかもしれません。

 

アイドルをすごいと心底思った鮮明な記憶が幾つかあります。

同じ職場のオバチャマが東方神起ファンで、書類ケースやパソコンのデスクトップが東方神起でした。とても忙しい決済時期に「大変そうですね、大丈夫ですか?」と声をかけるとそのオバチャマが「もうほんっとに忙しいけど、でも大丈夫!来週東方神起のライブなの!」と。そしてライブ終わりの週明けに「どうでしたーー?」と尋ねると「すんごい楽しかったーーー!つぎのライブにも行けるように頑張って働くわーー、私!」とキラキラした目で語っていました。

一つ目のすごい、でした。

それから数年。友達のお母さんが末期のガンであることが分かりました。手術は出来ず、抗がん剤の治療をすることになり、そのお母さんは自分が好きなK-POPアイドルのスケジュールに合わせて治療日程を組むことにしたそうです。ご存知の方も多いと思いますが、抗がん剤治療は副作用も強い厳しい治療です。お母さんは、次の治療が終わったらコンサート、そしたらまた治療に入って、きついけど頑張ったらその次はファンミーティング!というように、しんどい毎日を過ごす一つの糧にしていました。

すごい、アイドルがこの人の日常を支える非現実だ。そう感じました。

 

こんな事を思い返すと浮かんでくるのはカート・ヴォネガットの『国のない男』の中にある「ブルースは絶望を家の外に追い出すことは出来ないが、その部屋の隅に追いやることはできる」といような部分でした。

 

奴隷制度下にある黒人の方々の生活と比べるなんておこがましいかもしれないけれど、私もみんなもそれぞれ色々ある毎日をなるべく楽しく過ごすために、明日が来ることが辛い気持ちになりすぎないために、音楽にはそもそもその時間だけでも日常のアレヤコレヤをちょっと間置いておける力がある。そして大衆が求める姿を繰り出していくアイドルという偶像には更にそのパワーがある、すんごいエンターテイナーなんじゃないか?!と。

家族が体調を崩しなかなかにバタバタしていた私もまた、日常を過ごすための非日常として、SHINeeの存在を頼もしく感じていました。

その矢先、メンバーのジョンヒョンが自分で死を選んだというニュース。

 

想像も出来ないほど沢山の人の人生の力になっていたであろう彼の、本当に思っていたことなんて私にはそりゃあ分かりません。私のような存在が彼自身を消費して心を枯渇させたのかもしれない、ゆるゆるとしたファンの私ですら、彼の死は心の痛むものです。個人的に会ったことなんてもちろんない、彼のことを思い、悲しく感じるなんてなんだか不思議なことでもあるようです。それでも、想像の世界ファンタジーのように彼の心の内を思い、悼む気持ちがいっぱいです。

 

身近に生きてきたメンバーの思いを想像すると、胸がいっぱいです。

大事な大切な人間があんなにも悲痛な言葉を残していってしまったとしたら。

葬儀で喪主を務めた4人の姿や、リーダーのオニュくんがその後インスタグラムにあげた「あなたが何をしていて、どんな人でも、それは関係ありません。でも一つだけ忘れないでいてください。あなたのことを、あなた以上に愛している人がいます。僕も応援しています」というメッセージ、ドームツアーを予定通りやると決めた時のメンバーそれぞれからの直筆のメッセージに込められた様々な思い。

ジョンヒョンの気持ちもメンバーの思いも、想像したってしたってわからないし、自分の毎日とはかけ離れた人達だけど。

 

私の人生経験の中でも、彼のように自ら死を選んだ人達が数人います。その時にいつも思うのは、その人が本当の本当に何を辛く思い、苦しんで、死を選んだのか、という事実はやっぱり最終的に分からない。だけど、その人が身近であればあるだけ、残された人には、それぞれの、真実が必要なんじゃないかってことです。居なくなった人を、それでも心に残し、人生を続けていくための真実。それはきっと時間のかかることだと思います。

 

今回、とても短い時間でコンサートをすることになったメンバー。初日はメンバーもファンも涙が多かったとのこと。ファンカムというのかな、禁止されてるけどファンの方が撮影された動画をみると、必死にステージに立つメンバーがいて、客席のファンからは泣き声も聞こえます。それでも、開演前に怒号のような円陣の声を響かせて舞台にあがるメンバーや、やはり泣きながら支えているというスタッフの方々の作り上げるコンサートを、見に行ってこようと思っています。

 

私の毎日をきちんと運転するためには、さすがに大阪まで行くという選択は出来なかったけど、非日常に飛ばす力を持っている彼らのステージ。

しかし、ファンじゃない方には何いってんだーーだろうなあ!ですが。

 

ドームツアーの開催前に発売予定であっただろう新曲には、ジョンヒョンの本当に綺麗な歌声も響いていました。ジョンヒョンのつくる歌の寂しさと、それを包み込むような歌詞もまた彼の残したものですね。


【日本語字幕】LEE HI ため息 한숨 (BREATHE)

ジョンヒョンはもとより、私の毎日に実際に関わるあの人のこの人の本当の辛さはきっと本当に分かることはないのだろうけど、でも、抱きしめていきたいなあと思うそんな曲を残したことを私は忘れないだろうし、そして本当にお疲れ様でした。誰もあなたのことを責めはしないよ。本当にお疲れ様でした。

 

あれれ、もっとライトな文章にしたかったのに、上手くいかなかったな。思いがダダ漏れで恥ずかしい、ま、いいか。